モスクワで外出や営業制限緩和 懸念の声も
ロシアの首都モスクワでは1日、新型コロナウイルス対策のため導入されてきた外出制限や店の営業制限が緩和されました。
モスクワでは1日、一部のサービス業など食料品店以外の営業が許可され、百貨店が2か月ぶりに営業を再開しました。
来店した人「気分が良い。やっと社会が動きだし、人との接触も楽しめるようになってきた」
感染防止策として、店内はマスクや手袋の着用などが義務づけられています。
また、市民のスポーツや散歩も、時間や回数の条件付きで認められました。
ロシアは感染者が41万人を超え、1日あたりの新規感染者も9000人前後で推移していますが、モスクワでは感染者数の伸びが低下しています。
ロシア政府は、経済の悪化をふせぐため制限の緩和を進めたい考えですが、感染拡大につながるのではと懸念する声もあります。