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米ダウ7営業日ぶり反落 終値300ドル安

2020年6月10日 7:47

9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、このところ上昇を続けていたことで当面の利益を確定する売りが出て7営業日ぶりに反落しました。

9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日の終値から300ドル14セント値を下げ、2万7272ドル30セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は29.01ポイント上げて9953.75と過去最高値を更新して取引を終えています。

ダウ平均は前日まで6営業日続伸していたことで、この日は当面の利益を確定するための売りが優勢となりました。また、FRB=連邦準備制度理事会の会合の結果を翌日に控え、その内容を見極めたいとの思惑から、積極的な買いが手控えられました。

一方、業績期待からIT関連株などが買われたことで、ナスダックは2日続けて過去最高値を更新しました。取引時間中には初めて10000の大台に乗せる場面もありました。

市場関係者は「明日(10日)はFRBのパウエル議長が景気の先行きについて、どのような認識を示すのかなどに注目している」と話しています。