ロシア政府は民間軍事会社ワグネルの退役戦闘員に対して、一般の退役軍人と同じ社会保障を付与することを決めました。

これはプーチン大統領の提案で組織された祖国防衛財団が14日、明らかにしました。この財団は、ウクライナでの軍事作戦に参加した退役軍人や死亡した兵士の家族らに対して、基金からの支援をしていて、戦闘退役軍人証を得ると、年金や住居補助などの社会保障が得られます。

ワグネルはロシアでは違法組織でしたが、ウクライナでの戦闘に加わり、プーチン大統領も6月、「ワグネルは愛国者だ」などと功績を評価していました。ワグネルは国民の間に一定の人気はありましたが、8月に創設者プリゴジン氏が死亡して以降は、ロシア軍や他の私兵組織に分散したとみられています。