北朝鮮が米批判 核開発強化の方針を強調
北朝鮮の外相は12日、初めての米朝首脳会談から2年を迎えたのに合わせて談話を発表し、アメリカが敵視政策を続けていると批判した上で、軍事的な脅威に対抗し、核・ミサイル開発を強化する方針を強調しました。
北朝鮮の国営メディアによりますと、李善権外相は談話で、アメリカが敵視政策を続けていると批判し、「2年前に大きく膨らんだ関係の改善に対する希望は、絶望に変わった」と訴えました。
その上で、軍事的な脅威に対抗するため、「より確実な力を育む」ことが変わらない戦略目標だとして、核・ミサイル開発を強化する方針を強調。非核化交渉のこう着が長引く中、アメリカを改めてけん制しました。
一方で、金正恩委員長とトランプ大統領の親交は続いているとも指摘し、対話を完全に打ち切る意思はないことを示唆しています。