新型コロナウイルスの感染者が世界で最も多いアメリカで、経済活動の再開をしたあとに感染者数が再び増加に転じた州が相次いでいます。

アメリカの有力紙・ニューヨークタイムズは１２日、全米５０州のうち半数近い２２の州が、過去２週間で１日の感染者数が再び増加に転じたと報じました。

南部テキサス州は１０日に、フロリダ州では１１日に、これまでで最多となる感染者数が報告されているということです。ＣＤＣ（＝疾病対策センター）は検査数が増えたことも要因のひとつとしつつ、外出制限が緩和されたことも増加傾向に転じた要因との見方を示しています。

こうしたことを受け、オレゴン州やユタ州など複数の州では、経済活動の段階的な再開を一時的に停止することを決めています。