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米中外交トップがハワイで会談 対立以降初

2020年6月18日 7:29

アメリカのポンペオ国務長官と中国の楊潔チ政治局員が、日本時間の18日午前、ハワイで会談しました。米中高官の直接の会談は、新型コロナウイルスや香港への対応で両国が激しく対立して以降、初めてです。

アメリカメディアによりますとポンペオ長官は、中国の新型ウイルスへの対応や香港での「国家安全法」の導入決定をめぐり、協議したい意向で、会談で議題にのぼったものとみられます。

また、香港をめぐっては会談直前にG7(=主要7か国)が共同声明を発表し、「国家安全法」について「強く懸念している」と中国に導入決定を見直すよう迫っています。ただ、中国側は一貫して「内政干渉だ」などと反発しています。

また、トランプ大統領は17日、ウイグル人権法案に署名しました。

中国・新疆ウイグル自治区のウイグル族への弾圧をめぐり、中国の当局者に制裁を科すもので、こちらも中国側の強い反発が予想されます。

※楊潔チのチは竹かんむりの下にがんだれと「虎」。