×

NYダウ170ドル安 第2波へ懸念…反落

2020年6月18日 7:36

17日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、新型コロナウイルスの感染の「第2波」への懸念が強まったことで、反落して取引を終えています。

17日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比170ドル37セント安の2万6119ドル61セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は14.67ポイント上げて9910.53で取引を終えています。

この日は、ニューヨーク市が、来週22日から経済活動再開の第2段階に入る見通しとなったことで、ダウ平均は上げる場面もありました。しかし、ほかの複数の州では、経済活動の再開後に新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向になっているため、感染の「第2波」への懸念が強まり、売りが優勢となりました。

また、ダウ平均は前の日までの3営業日で1100ドルあまり上げていたことで、当面の利益を確定させる売りも出て最終的には170ドル安で取引を終えています。

市場関係者は「経済活動の再開が進んでも、感染者数が増加傾向にある地域が減らない限り、相場の重荷となるだろう」と話しています。