ソウル市長が行方不明“遺言のような言葉”
韓国の次の大統領候補としても名前が挙がる朴元淳ソウル市長が9日、行方不明になり、警察が捜索を進めています。韓国メディアは「遺言のような言葉を残して家を出た」などと報じています。
複数の韓国メディアによりますと、9日午後5時過ぎ、朴元淳ソウル市長の娘が「遺言のような言葉を残して父親が家を出て、連絡が取れない」などと警察に通報しました。
朴市長は8日、経済対策についての記者会見を行っていましたが、9日は体調不良を理由に出勤しなかったということです。
警察は、ドローンや警察犬なども投入し、最後に朴市長の携帯電話の電波が確認されたソウル北部の山などを捜索しています。
韓国メディアは、秘書の女性が朴市長から継続的にセクハラを受けたとして、8日、警察に告訴していたと伝えています。
朴市長は人権派の弁護士出身で、2011年の初当選以来、およそ9年間、ソウル市長を務め、次期大統領候補としても名前が挙がっています。