ソウル市長の遺体発見…自殺か 市民も動揺
9日から行方が分からなくなっていた韓国の朴元淳ソウル市長が10日未明、死亡した状態で見つかりました。自殺したものとみられ市民にも動揺が広がっています。
ソウル市長は9日午前、ソウル市内の自宅を1人で出たあと、行方が分からなくなっていました。警察などが捜索を行ったところ10日未明、市内北部の山のふもとで死亡しているのが見つかりました。韓国メディアによりますと、自宅に遺書のようなメモが残されていたということで、自殺したものとみられます。
朴市長は8日、セクハラ被害を訴える秘書だった女性から警察に告訴されていたことが明らかになっています。ソウル市は10日朝、緊急の記者会見を行い、行政第1副市長が市長代行として業務にあたることを明らかにしました。新たな市長は来年4月の補欠選挙で選出される予定です。
人口1000万人を抱える首都のトップの突然の死に、市民にも動揺が広がっています。
「昨日のニュースを見てすごく驚きました」「(Q次の大統領選挙に影響?)どうしても、ずっと与党側に良くない材料が出ていますから…」
韓国では今年4月、同じ与党系だった釜山市長がセクハラ疑惑を受けて辞任したばかりです。韓国メディアは「主要人物の相次ぐスキャンダルに与党内は困惑を隠せずにいる」などと伝えています。