米国務省高官“南シナ海”対中制裁排除せず
アメリカ国務省の高官は14日、南シナ海での海洋進出の動きを強める中国に対し、トランプ政権として制裁を科すことも排除しない考えを示しました。
スティルウェル国務次官補「(中国の)海洋進出の問題で、アメリカはもはや黙っていない」
スティルウェル国務次官補は、南シナ海での中国の軍事拠点化の動きについて、「米中関係に深刻な結果をもたらす」と警告しました。
そのうえで、記者から中国への制裁措置の可能性を問われると、「何も選択肢から排除はしていない」「その余地はある」と述べています。トランプ政権として南シナ海の問題をめぐり、中国に制裁を科すことも排除しない考えを示した形で、中国側の強い反発も予想されます。
南シナ海での中国の領有権の主張をめぐっては、ポンペオ国務長官が13日、「完全に違法で、法的根拠がない」として中国側の主張を否定する立場を明確にしています。