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景気回復への期待高まり続伸…159ドル高

2020年7月22日 7:31

21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、景気回復への期待が高まり、金融やエネルギー関連株が買われ続伸して取引を終えました。

21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から159ドル53セント値を上げ、2万6840ドル40セントで取引を終えました。

一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は86.73ポイント下げて、10680.36で取引を終えています。

この日は、EU(=ヨーロッパ連合)が新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を立て直すため、90兆円規模の復興基金を設立することで合意したことで景気回復への期待が高まり、景気に敏感とされる金融やエネルギー関連株が買われました。

また、アメリカでも追加の景気刺激策が発表されるとの期待も相場を押し上げました。

一方、前の日に過去最高値を大幅に更新したナスダック総合指数は反落しました。ハイテク関連銘柄はこのところ高値圏で推移していたことからこの日は警戒感が広がり、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックなどに売りが広がりました。

市場関係者は「きょうはユーロの上昇を受けてドル安が進んだことで、アメリカの輸出企業への買いが広がった側面もあった。明日から決算が本格化するので内容に注目している」と話しています。