韓国 “集団感染”新興宗教団体トップ逮捕
韓国南東部の大邱にある新興宗教団体の教会で、新型コロナウイルスの集団感染が起きた際、当局に事実と異なる情報を提供し、感染の拡大を防ぐための業務を妨害したなどとして、教団のトップが1日未明、検察に逮捕されました。
逮捕されたのは、韓国の新興宗教団体「新天地イエス教会」の総会長、イ・マニ容疑者です。
「新天地イエス教会」をめぐっては、ことし2月、大邱にある教会で大規模な集団感染が発生し、教団トップのイ容疑者が土下座して謝罪しました。
韓国メディアによりますと、イ容疑者は教団の幹部らとともに、保健当局に信者のリストや集会場所について事実と異なる資料を提出し、感染の拡大を防ぐための業務を妨害したとして、感染症予防法違反などの疑いが持たれています。
裁判所は、逮捕を認めた理由について「犯罪事実の一部に争いの余地はあるものの、証拠隠滅の恐れを排除できない」としています。