５日のニューヨーク株式市場は、発表された経済指標が好調だったことや、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などから、ダウ平均株価は続伸して取引を終えています。

５日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から３７３ドル０５セント値を上げ、２万７２０１ドル５２セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も５７．２３ポイント上げて、１０９９８．４０と３日連続で過去最高値を更新して取引を終えています。

この日は、発表された製造業以外の景気に対する印象を示した「景況感指数」が市場予想を上回る改善となった他、前の日に決算を発表した「ウォルト・ディズニー」が大きく買われたことで、市場には安心感が広がり、景気に敏感とされる株を中心に、大きく買われました。

また、新型コロナウイルスのワクチンについて、臨床試験の良好な結果が出たと発表されたことで開発成功に向けた期待が高まり買いが進みました。

市場関係者は「市場での良いニュースに加え、アメリカ議会が追加の経済対策で近く合意できるとの楽観的な見方が広がっていることも相場を押し上げている」話しています。