ハイテク関連株売られダウ8営業日ぶり反落
11日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ハイテク関連株が当面の利益を確定させるために売られたことなどで、ダウ平均株価は8営業日ぶりに反落して取引を終えています。
11日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から104ドル53セント値を下げ2万7686ドル91セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も185.53ポイント下げて、1万0782.82で取引を終えています。
この日は、ロシア政府が新型コロナウイルスのワクチンを世界で初めて承認しました。安全性などに懸念の声が出ているものの、アメリカでのワクチン開発にも期待が高まりました。経済が早期に上向くとの見方から景気に敏感とされる銘柄を中心に買われ、上げ幅は360ドルを超える場面もありました。
ただ、ハイテク関連株は当面の利益を確定させるために売られ、取引終了にかけては「アップル」や「マイクロソフト」が大きく下落したこともあり、ダウ平均は、最終的には8営業日ぶりに反落して取引を終えています。
市場関係者は「相場をけん引してきたハイテク関連株の売りが続くようだと、今後は、値動きの荒い展開になる可能性がある」と話しています。