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ヘルソン州の親ロシア派、住民に避難呼びかけ

2022年10月14日 1:38

ロシアが一方的に「併合」したウクライナ・ヘルソン州の親ロシア派トップは13日、SNSに投稿した動画で、ヘルソン州の住民にクリミアなどに避難するよう呼びかけ、ロシア政府に支援を求めました。

ヘルソン州 親ロシア派トップ・サリド氏「ミサイル攻撃から身を守るため、ヘルソン州の全住民には、希望するなら他の地域へ移動するように提案した」

親ロシア派トップのサリド氏は、ウクライナ軍からの攻撃が続いているとして、住民に対し、クリミアなどに逃げるよう呼びかけるとともに、ロシア政府に住民の避難への支援を求めました。

イギリス国防省も13日、ヘルソン州の北部でロシア軍は20キロ後退し、前線は戦力に劣っていると分析し、市内での戦闘を予想して、一部の民間人を避難させる準備を命じているとしていました。

一方、反転攻勢を続けるウクライナのヘルソン州知事は12日、「ウクライナ軍はさらに5つの集落を解放した」と明らかにしました。

ヘルソン州をめぐっては、プーチン大統領が5日、併合する条約に署名しています。