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ガザ地区 今月15日以降、支援物資の搬入滞る 燃料不足などの影響

2023年11月18日 5:54
ガザ地区 今月15日以降、支援物資の搬入滞る 燃料不足などの影響

イスラエルとイスラム組織「ハマス」の衝突が続くパレスチナ自治区ガザ地区では、燃料不足などの影響で今月15日以降、支援物資の搬入が滞っていて人道状況のさらなる悪化が懸念されています。

UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関によりますと、ガザ地区では燃料不足や停電の影響で今月15日以降、3日連続で支援物資が搬入されていないということです。

人道危機が深刻化する中、イスラエルは17日までに、アメリカの要請に応じてガザ地区に燃料を積んだトラックが1日2台入ることを承認しました。

燃料は上下水道の維持などに使われるということで、住民やイスラエル軍の兵士に感染症が蔓延するのを防ぐ狙いがあるとしています。

ただ、国連は、支援物資を運搬するだけでも1日あたり少なくとも12万リットルの燃料が必要だとしていて、今回のイスラエルの決定が人道状況の改善につながるかは不透明です。