ハマス側が“支援物資に燃料”条件に人質50人の解放を提案もイスラエル側との交渉まとまらず 米報道
パレスチナ自治区のガザ地区で拘束されていた女性2人が23日新たに解放されました。イスラエルとイスラム組織ハマスの間ではさらなる解放に向け水面下の交渉が続いています。
イスラム組織「ハマス」は、23日、ガザ地区で拘束されていた女性の人質2人を解放したと発表しました。
2人はイスラエル人で、エジプトメディアは、2人が、ガザ地区とエジプトの境界にあるラファ検問所から救急車で運ばれたと報じています。
一方、アメリカのバイデン大統領は23日、記者団から停戦について問われ「人質が解放されるべきだ」と述べました。
米・バイデン大統領
「人質が解放されるべきだ。それから停戦について話すことができる」
こうした中、アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、ここ数日カタールやエジプトなどを介して行われた交渉の中で、ハマス側が支援物資に燃料を含めることなどを条件に、人質50人を解放することを提案したと報じています。しかしイスラエル側は燃料が軍事目的で使用されることを懸念し交渉はまとまらなかったということです。