韓国・文大統領 最低値に並ぶ支持率39%
韓国の文在寅大統領の支持率が、最新の調査で39%となり、これまでの最低値に並びました。不動産価格の高騰をめぐる対応に国民の不満が高まっていて、支持率の下落に歯止めがかかりません。
世論調査会社「韓国ギャラップ」によりますと、文大統領の支持率は、前の調査から5ポイント下がって39%となりました。文大統領の支持率としては、側近だったチョ・グク氏が娘の不正入学疑惑などをめぐり法相を辞任した去年10月と並び、これまでで最も低くなりました。
不動産価格の高騰に歯止めがかからない中、政権与党の対応に国民の不満が高まっていることが背景にあるとみられています。
文大統領の支持率は、新型コロナウイルス対策が評価され、ことし5月には71%まで上昇。しかし、その後は、自殺した与党系のソウル市長に職員へのセクハラ疑惑が浮上したことなどで、下落の一途をたどってきました。