パリのマスク着用義務、対象区域が拡大 仏
新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、フランス・パリでは、市中心部でのマスク着用の義務化が始まりました。
警察が取り締まりを強化していることもあってか、シャンゼリゼ通りでは、ほぼ全ての人がマスクをしています。
マスクの義務化は、シャンゼリゼ通りやエッフェル塔などの観光名所を含む、市中心部の大部分の区域で始まりました。セーヌ川沿いなど一部では、すでに10日からマスク義務化が始まっていますが、新型ウイルスの感染ペースがこの2週間で大幅に加速したことを受け、対象区域が拡大されました。
パリ市民「(感染再拡大について)驚いていません。手洗いやマスク着用を続けるしかありませんね」
パリ市民「(マスク義務化は)暑いので困っているが、着けないと仕方ない」
感染の第2波への懸念が高まるなか、フランス政府は、今後も状況が改善しなければ、規制対象をパリ全域に広げる可能性もあるなどと警告しています。