座礁貨物船100キロ手前で通常航路外れる
インド洋のモーリシャス沖で座礁した日本の貨物船が、事故現場のおよそ100キロ手前で通常の航路から外れ始めたことが分かりました。
これは船舶の情報をまとめるイスラエルの企業が分析したもので、紫の線が「WAKASHIO」の航路です。これを見ると、事故現場のおよそ100キロ手前から他の船舶が進む通常の航路から外れ始めているのが分かります。
原因は不明ですが、座礁のおよそ5時間前のことで、沿岸警備隊が何度も警告したものの返答がなかったということです。一方、モーリシャス沖では2つに割れた船体のうち、船の前部を海中処分する作業が始まりました。
船体後部は事故現場に残っていますがモーリシャス政府は21日、悪天候が多くなる今年11月までに解体する方針を示しています。