中国 新型コロナワクチンの緊急投与開始
中国の衛生当局は新型コロナウイルスのワクチンについて中国国内で緊急投与が始まっていることを明らかにしました。
中国の衛生当局によりますと、緊急投与は医療関係者や検疫の担当者などを対象に先月22日から始まったということです。
緊急使用の目的について衛生当局の担当者は「医療関係者らに免疫をもたせて壁をつくり、都市運営の安定を確保するため」としています。
実用化前の緊急投与は中国の法律で公衆衛生上の重大な危機が起きた際に認められているもので、今回、衛生当局が政府に申請し認められたということです。
また、中国の製薬大手「中国医薬集団」傘下の企業がワクチンの安全性や効果を検証する第三段階の臨床試験を進めており、これまでに2万人以上に接種が行われたということです。