仏新聞社襲撃“実行犯支援”14人の初公判
2015年、フランスの風刺新聞「シャルリ・エブド」の編集部などが襲撃された事件で、実行犯を支援した罪で起訴された14人に対する裁判が2日、パリで始まりました。
この事件は2015年1月、イスラム過激思想を紙面で風刺していた「シャルリ・エブド」の編集部とユダヤ系食料品店が襲撃され、合わせて17人が死亡したものです。
2日、パリの裁判所では、現場で射殺された実行犯3人を支援した罪で起訴された14人に対する初公判が開かれました。AFP通信によりますと、約100人の警察官が法廷内外での警備にあたる中、被告人に対する人定質問や起訴状の朗読などが行われました。裁判は11月まで続く予定です。
一方、「シャルリ・エブド」は2日付の特別号で、事件のきっかけとなったイスラム教の預言者・ムハンマドの風刺画を再び掲載しました。編集部は「裁判開始にあたり、我々には風刺画の存在を伝える義務がある」としていますが、一方で、イスラム教徒の反発も予想されます。