英「来月15日が合意期限」EUと貿易交渉
イギリスのジョンソン首相は7日、難航しているEU(=ヨーロッパ連合)との貿易交渉について、まとまらなければ、来月15日に交渉を打ち切る考えを示しました。
イギリスは今年1月にEUを離脱していますが、加盟国と同等の扱いを受けられる今年末までにEUと自由貿易協定を結ぶことを目指しています。
しかし、イギリス近海での漁業権の扱いなどをめぐってEUとの隔たりは大きく、交渉がまとまるメドは立っていません。
8日から協議が再開されるのを前にジョンソン首相は、「来月15日までに合意できなければ、自由貿易ではない次の道に進む」として、交渉打ち切りも辞さない考えを示しました。
強気の姿勢を示すことで交渉を有利に進める狙いもあるとみられますが、決裂すれば来年からイギリスとEUの間に関税などが復活し、双方の経済に打撃となります。