“黄色いベスト運動”再び活発化 フランス
フランスで12日、新型コロナウイルスの新規感染者が1万人を超えました。こうした中、マクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」が再び活発化しました。
黄色いベスト運動は、新型コロナウイルスの流行でしばらく沈静化していましたが、12日、パリ市内では大勢の市民がデモに参加し、一部が放火や投石を行うなど暴徒化して、およそ300人が拘束されました。
フランスの保健省は12日、一日の感染者が初めて1万人を突破したと発表するなど、感染の再拡大が深刻化しています。
このため警察は、指定したエリア外での抗議活動を禁止し、互いに距離をとるなどの感染予防を呼びかけましたが、デモ隊が集団でシュプレヒコールをあげたり、中にはマスクを外して抗議の合唱をしたりする人たちの姿も見られました。