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米株続伸 ワクチン開発期待や大型買収好感

2020年9月15日 7:35

14日のニューヨーク株式市場は、大型買収の発表や新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が相場を押し上げ、ダウ平均株価は続伸して取引を終えています。

14日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前週の終値から327ドル69セント値を上げ、2万7993ドル33セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も203.11ポイントあまり上げて1万1056.65で取引を終えています。

前日に、半導体大手「エヌビディア」がソフトバンクグループからイギリスの半導体設計大手を買収すると発表したほか、中国系のアプリ「Tik Tok」のアメリカ国内事業の売却交渉でIT企業の「オラクル」が選ばれたと報じられました。

こうした大型買収がアメリカ企業の競争力を高めるとの期待につながり、この日は、ハイテク株を中心に買いが広がりました。

また、新型コロナウイルスのワクチンについて、いくつかの好材料が出たことも相場を押し上げ、ダウ平均の上げ幅は一時400ドルを超えました。

市場関係者は「あす(15日)から開かれるFOMC=連邦公開市場委員会で景気についてどのような見方が示されるか注目している」と話しています。