トランプ氏コロナ“過小評価”…暴露本発売
アメリカ・トランプ大統領が新型コロナウイルスの脅威を意図的に過小評価していた事実などを明かした暴露本が15日、発売され、話題となっています。
大統領選挙まで1か月半、今度は大統領自身のインタビューを盛り込んだ本が出版され、その内容に波紋が広がっています。
ジャーナリストのウッドワード氏の著書「怒り」は合計9時間にわたる大統領へのインタビューを基に書かれていて、アマゾンの新書ランキングで1位、取材した書店でも発売前から100件以上の予約があったということです。
著書では、トランプ大統領が新型ウイルスの脅威を当初から強く認識しながら、「大げさにしたくない」などと述べ、意図的に過小評価していた事実が明かされたことで、その対応に批判の声が高まっています。
購入した人「特に生死がかかった状況では、リーダーは真実を述べなくてはならない。恥ずべきことだ」
購入した人「あってはならないことで、怒りを覚える」
また著書では、アメリカ軍が2018年に行ったシリアへのミサイル攻撃の際、大統領が攻撃が不十分だとして、当時のマティス国防長官を怒鳴りつけたことが明らかにされていますが、大統領は本が発売された15日に出演した番組で、シリアのアサド大統領の殺害計画があったことを認めました。
トランプ大統領「私が望めばアサド大統領を殺害する選択肢もあった。どちらかといえば殺害したかった」
ただ、マティス国防長官が反対したため、実行しなかったとしています。