チハノフスカヤ氏、EU演説 政権に制裁を
大統領選挙の結果をめぐって、抗議デモが1か月以上続いているベラルーシについて、反政権派のチハノフスカヤ氏がEU=ヨーロッパ連合で演説し、ルカシェンコ政権への制裁を訴えました。
チハノフスカヤ氏「制裁はルカシェンコ政権側に対し、野党側勢力との対話を始めさせる圧力の一部となる」
ベラルーシで大統領選を戦ったチハノフスカヤ氏は、ルカシェンコ政権による過激な弾圧が続いているとして、EUに対しルカシェンコ政権への制裁を行うよう求めました。また、今後も必要がある限り、現政権に対する抗議活動は終わらないと主張しました。
ベラルーシでは大統領選以降、連日、大規模な抗議活動が行われていて、20日には、首都ミンスクだけでも、およそ5万人が参加しました。
政権側は取り締まりを強化しており、警察当局は20日だけで442人を拘束したと発表しています。