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“ワクチン共同購入”156の国と地域参加

2020年9月22日 18:46

WHO(=世界保健機関)が主導する、新型コロナウイルス感染症のワクチンを共同購入する国際的な枠組みに、156の国と地域が参加することが21日、発表されました。

Gaviワクチンアライアンス・バークレー事務局長「(ワクチン共同購入の枠組みに)世界人口の3分の2をカバーする156の国と地域が参画することになる」

WHOとともに、新型コロナウイルス感染症のワクチン普及に取り組む国際機関のバークレー事務局長はこう述べ、「世界的な危機の解決策となり得る初めての取り組みだ」と期待感を示しました。

WHOが主導するこの枠組みは「COVAXファシリティー」と呼ばれ、参加国の出資をもとに、ワクチン開発の支援や共同購入を行うもので、途上国や新興国などにも公平な供給を目指しています。

来年の末までに20億回分のワクチンを確保する目標ですが、日本やヨーロッパ諸国が参加を表明している一方、アメリカやロシア、中国は参加していません。

21日の会見で、WHOのテドロス事務局長は、「パンデミックを終わらせる一番の近道は、すべての国でワクチン接種を行うことだ」と述べ、さらに多くの国の参加を呼びかけました。