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ダウ131ドル安 感染拡大傾向で売り優勢

2020年9月30日 7:29

29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染が再び拡大傾向にあることなどから、売りが優勢となり、ダウ平均株価は反落して取引を終えています。

29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から131ドル40セント値を下げ、2万7452ドル66セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も32.28ポイント下げて、1万1085.25で取引を終えています。

この日は、アメリカ大統領選に向けたトランプ大統領とバイデン氏の初めてのテレビ討論会を控え、様子見ムードが広がりました。ただ、アメリカ議会での追加の経済対策をめぐる議論の進展への期待感が後退していることや、ヨーロッパやアメリカの一部地域で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることが投資家心理の重荷となり、売りが優勢となりました。

市場関係者は「ニューヨーク州で感染が再拡大し、もし、経済活動の制限が強化されることになれば、株価への影響が大きくなるため、市場は警戒している」と話しています。