北京五輪「将来は記者に」日本語堪能なボランティアとの出会い
北京オリンピックを裏で支えるボランティアの中には、日本語が堪能な中国人の姿もありました。北京の大学で日本語を専攻しているという言語ボランティアの男性と出会いました。
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北京オリンピックでは、大会期間中を通じて外部との接触を遮断するいわゆる「バブル方式」がとられています。4日、北京にあるオリンピック施設の「バブル内」で出会ったのが、中国人の劉源さん、22歳です。流ちょうな日本語で挨拶を交わします。
メディアセンターのボランティア 劉源さん(22)
「こんにちは。おはようございます」
「一生に1回だけなので、どうしても参加したいです」
北京の大学で日本語を専攻している劉さん。メディアセンターで「言語ボランティア」として、主に日本人記者などが困ったときに対応しています。
劉さん
「毎日、新しい人と出会って、(バブルの)外に出ていけないとしても、おもしろい」
休憩所には遊び道具やマッサージチェアなどもあり、快適に過ごしているといいます。将来は記者を目指しているという劉さん、中国が抱える問題についても聞いてみると…
──「中国の人権問題、大丈夫か」と気にしている記者もいるが?
劉さん
「そのこと詳しくないです。詳しくないです」
劉さんは、多くは語りませんでした。
劉さんは、パラリンピックが終わるまでボランティアをする予定だということです。