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「レムデシビル」に“回復期間短縮の効果”

2020年10月9日 20:10

新型コロナウイルスの治療薬「レムデシビル」について、患者の回復期間を短縮する効果が認められたという臨床試験の最終報告が発表されました。

アメリカの国立衛生研究所などは8日、新型ウイルスの治療薬として日本でも使われているレムデシビルの臨床試験の最終報告を学術誌で公表しました。

臨床試験では、成人の入院患者1000人あまりをレムデシビルを投与するグループと投与しないグループに分け、退院するレベルまで回復するのに要する期間を比較しました。

その結果、投与されなかったグループが15日前後かかったのに対し、投与されたグループは10日前後で退院するレベルまで回復したということです。

レムデシビルは、日本では今年5月、特例承認されていて、感染したトランプ大統領の治療にも使われています。