反政府デモが続くタイで１４日、学生らが現政権の退陣や王室改革などを求め、大規模なデモ行進を行いました。

タイでは７月以降、学生らを中心とした反政府デモが活発化しています。

１４日も軍政の流れをくむ現政権の退陣を訴えたほか、国王が権限を強化していることなどに反発し、かつてはタブー視されていた王室改革を改めて求めました。

デモ参加者「私は民主主義を要求したい。それはすべての国民が持つべき表現の自由です。今日ここに出てこなければ、もうチャンスはない」

道路を埋め尽くすほど集まったデモ隊は、首相府に向けて行進し、行く手を阻む警官隊と小競り合いになる場面もありました。学生らは、首相府の前で夜通しデモを行う構えで、警官隊と緊張状態が続いています。