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労働環境が悪化 仏で看護師不足が深刻に

2020年10月16日 6:20

新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているフランスでは、医療従事者の労働環境の悪化に伴い、看護師不足の深刻化が懸念されています。

フランスでは、看護師およそ6万人を対象にした調査結果が公表され、「疲労困ぱいしている」との回答が半数以上に上るなど、「燃え尽き症候群」の拡大が懸念されると報告されました。

労働組合は、新型ウイルス感染が再び拡大し労働環境が悪化することで、看護師不足がさらに深刻になると警告しています。

感染状況が特に悪いパリ首都圏の病院では、来週にも集中治療室が埋まるおそれが指摘されていて、医療現場の人材確保が課題となっています。

こうした事態を受けて政府は15日、医療従事者の給与引き上げの前倒しや臨時手当の支給などの待遇改善を発表しました。

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