欧州各国“外出禁止措置”導入の動き広がる
新型コロナウイルス感染の第2波に見舞われているヨーロッパで、1日あたりの新規感染者の数が急増し、各国で外出禁止措置を導入する動きが広がっています。
WHO(=世界保健機関)によりますと、22日、ヨーロッパ全体の1日あたりの新規感染者数は、19万3831人でした。今月8日に初めて10万人を超えてから、2週間あまりで2倍近くに急増したことになります。
感染の第2波の深刻化を受け、ヨーロッパ各国では外出を厳しく制限する動きが広がっています。
イギリスでは南西部のウェールズで23日から2週間、可能な限り自宅にとどまるよう義務付ける措置が始まりました。
フランスは、パリ首都圏などで実施している夜間の外出禁止を24日から大幅に拡大し、人口の3分の2にあたる約4600万人を対象に実施する予定です。
また、AFP通信によりますと、チェコやアイルランドですでに外出制限が始まっているほか、イタリアやギリシャなども今週末にかけて首都圏などで夜間の外出を禁じる措置に踏み切るということです。