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プーチン大統領「真実は我々の側にある」 「年次教書演説」で軍事侵攻の正当性を強調、戦闘継続の意向表明

2023年2月22日 1:53
プーチン大統領「真実は我々の側にある」 「年次教書演説」で軍事侵攻の正当性を強調、戦闘継続の意向表明

ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ侵攻から1年を前に「年次教書演説」を行い、国民に団結を求めるとともに、軍事侵攻の正当性を強調し、戦闘を続ける意向を表明しました。

プーチン大統領は国会議員や軍関係者らを前に1時間45分ほど演説し、その模様は全国にテレビ中継されました。

プーチン大統領「ロシアはどんな困難にも対応する。なぜなら、私たちは皆一つの国、一つの大きな国、団結した国だからだ。私たちは自分たちに自信があり、自分たちの能力に自信を持っている。真実は我々の側にある」

プーチン大統領はこのように述べ、国民に団結を求めた上で「親ロシア派地域で多くの人が犠牲になっていた」とウクライナ侵攻を正当化し、「国民の圧倒的大多数が支持している」と戦闘を続ける意向を表明しました。

また、アメリカと締結している核軍縮の枠組み、新START(=新戦略兵器削減条約)の履行を停止すると述べ、アメリカをけん制しました。

女性「(演説は)良かったと思います。(新たに)国からの支援があるというし、兵士にも支援があるというのですから、私たちは完全に大統領を支持しています」

男性「一切、興味はありません。私は楽観的ではいられませんよ」

プーチン大統領は22日も、20万人が参加するという「祖国防衛の日」のイベントで、国民の愛国心に訴える演説を行うとみられています。