米大統領選 激戦州フロリダに両陣営
アメリカ大統領選挙は最終盤。全米屈指の激戦となっている南部のフロリダ州に、トランプ大統領とバイデン候補がそろって入りました。
トランプ大統領の集会は競技場の駐車場で行われていました。気温およそ30度、昼間の一番蒸し暑い時間帯に行われたんですが、数千人規模の支援者らが集まり、大きな歓声をあげました。
トランプ大統領は、演説で、州の人口の4分の1を占め、鍵を握るヒスパニック系有権者を意識した発言を繰り返しました。
共和党・トランプ大統領「5日後、我々はフロリダ州で勝利し、ホワイトハウスでの4年間を勝ち取る。我々は、ヒスパニック系有権者からの記録的な票を得る」
また、トランプ大統領は、「バイデン氏の政策は、ヒスパニック系のコミュニティーや観光産業も崩壊させる」などと訴え、危機感をあおりました。支持者らからは、劣勢をはね返し、逆転した4年前の再現を望む声が聞かれました。
トランプ大統領の支持者「トランプ大統領は、力がみなぎっていて勢いがある」
一方、バイデン候補は、フロリダ州の南部で、トランプ大統領と同じ時間に集会を開きました。
民主党・バイデン候補「投票が大事だ。フロリダが大事だ。この最終盤、気を抜かず前向きに団結し投票しよう」
最新の世論調査の平均では、トランプ大統領が46.9%
、バイデン候補が48.3%と、バイデン候補がわずか1.4ポイントのリードとなっています。この後、バイデン候補は、トランプ大統領が集会を行ったここタンパに入る予定で、地元メディアは、「タンパの決闘だ」などと報じています。
バイデン候補は、トランプ大統領とは対照的に参加者同士の距離をとった形での集会を開くことにしています。