香港政府が民主派議員４人の議員資格を剥奪したことに抗議して、民主派議員１５人が辞表を提出しました。議会の大半を親中派が占めることになります。

香港の議会「立法会」の民主派議員ら１５人が１２日、次々と辞表を提出しました。香港の議会をめぐっては、今月１１日に中国の全人代（＝全国人民代表大会）常務委員会が香港の議員資格に「中国や香港政府に忠誠を誓う」ことなどを加えると決定。それに従い、香港政府がさっそく民主派議員４人の議員資格を剥奪しました。

選挙で選ばれた議員の資格が奪われる異例の事態で、辞表を提出した１５人の議員は「一国二制度が形骸化している」などと抗議しています。

１５人が辞職すれば、香港議会は議席のほとんどを親中派が占めることになり、今後の議事に影響を及ぼす可能性があります。