トランプ政権「オープンスカイズ条約」脱退
アメリカのトランプ政権は22日、非武装の偵察機を批准国の領域内で飛ばすことなどで相互監視を認める「オープンスカイズ条約」から脱退したと発表しました。
「オープンスカイズ条約」は領空開放条約とも呼ばれ、非武装の偵察機を批准国の領域内で飛ばすことなどを認め、お互いの軍事活動の透明性を高めることを目的としています。
トランプ大統領は今年5月、「ロシアが条約を守っていない」として、脱退する意向を表明していて、通告から6か月経過した22日、アメリカ国務省が正式に脱退を発表しました。
アメリカとロシアの間では、去年、INF=中距離核戦力全廃条約が失効していて、国際的な軍縮の流れが一層後退するおそれもあります。