イラン核科学者の暗殺「イスラエル製武器」
イランの核開発で中心的な役割を担ってきたとされる科学者が暗殺された事件で、イランの国営メディアが、「イスラエル製の武器が使われた」と伝えました。
首都テヘランでは先月30日、殺害された核科学者モフセン・ファクリザデ氏の葬儀が行われました。参列したハタミ国防軍需相は、「いかなる犯罪や暗殺も黙って見過ごすことはない」「犯罪者を必ず追いつめ、罰を与える」と述べました。
イラン指導部は、イスラエルが関与したとの見方を示し、報復を警告していますが、国営メディアは先月30日、情報筋の話として、「イスラエル製の武器が暗殺に使われた」と伝えました。
現場で押収した武器から、イスラエルの軍需産業のロゴと特徴が確認されたとしています。
また、当局は実行犯の特定につながる新たな手がかりを得たとして、まもなく明らかにするとしています。