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故中曽根元首相の合同葬儀 営まれる

2020年10月17日 17:36
故中曽根元首相の合同葬儀 営まれる

去年11月、101歳で亡くなった中曽根康弘元首相の内閣と自民党による合同葬儀が17日、都内でしめやかに営まれました。

葬儀には上皇ご夫妻や天皇・皇后両陛下それぞれのお使いや秋篠宮ご夫妻さらに政財界の要人らも参列し、故人をしのびました。そして、葬儀委員長をつとめた菅首相が「追悼の辞」を述べました。

菅首相「中曽根先生は次世代の我が国の姿を見据え、必要な改革を実行され、国際社会の平和と繁栄に貢献されました。先生が推し進められた改革の精神を受け継ぎ、国政に全力を傾けることをお誓い申し上げて、お別れの言葉といたします」

また、友人代表として読売新聞の渡辺主筆の追悼の辞が代読されました。

読売新聞グループ本社・山口寿一代表取締役社長「俳人として中曽根さんの残されたたくさんの句の中で最も有名な句『暮れてなお命の限り蝉しぐれ』は94歳の私にとって心の支えとなっています。今、あなたのおられる星輝く天界で、近くお目にかかるのを楽しみにしております」

合同葬には立憲民主党の枝野代表や国民民主党の玉木代表ら野党の党首も参列しました。

一方で共産党の志位委員長は文部科学省が国立大学などに弔意の表明を求める通知を出したことに抗議し、参列を見送りました。