南米のベネズエラで６日、国会議員選挙が行われ、反米左派で現職のマドゥロ大統領を支持する政党連合が勝利を確実にしました。

現地メディアによりますと、ベネズエラの選挙管理当局は、開票率９８．６％時点の集計でマドゥロ政権の与党などでつくる政党連合が、およそ６８％の票を獲得し、勝利は確実と発表しました。

これまで国会は、野党が過半数を占めていましたが、今回の選挙で、マドゥロ大統領は、立法も含めた三権すべてを掌握し、独裁色をさらに強めることになります。

一方、欧米の支援を受け、「暫定大統領」を名乗る野党指導者のグアイド氏は、選挙で不正が起きていると主張。国民にボイコットを呼びかけ、投票率はおよそ３１％にとどまりました。グアイド氏は、選挙結果を認めないと強く反発しています。