「エベレスト」再調査 標高86センチ高く
中国とネパールの両政府は8日、世界最高峰エベレストの標高について再調査した結果、これまでより86センチ高かったと発表しました。
エベレストの標高については、これまで8848メートルが広く知られてきましたが、これは1954年のインドによる測量をネパール政府が採用したものです。しかし、調査によっては8850メートルなど複数の測定結果があり、実際の標高について議論を呼んできました。
そのため、中国とネパールは登山隊を派遣し、GPSなどを使った調査を初めて共同で行いました。その結果、標高は8848メートル86センチだったと発表しました。
ネパールメディアは、今回の共同発表により、標高をめぐる長年の議論に終止符が打たれると報じています。