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ダウ184ドル安 経済活動制限強化に懸念

2020年12月15日 8:16

14日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の制限強化の懸念などから反落して取引を終えています。

14日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の週の終値から184ドル82セント値を下げ、2万9861ドル55セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は62.17ポイント上げて1万2440.04で取引を終えています。

この日は製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種がアメリカで始まり、朝方は買いが先行しました。ただ、感染拡大には歯止めがかかっておらず、ニューヨーク市内では飲食店の店内での飲食が禁止されました。こうした経済活動の制限強化がさらに強まるとの懸念が高まったことで売りが広がり最終的にダウ平均は184ドル安で取引を終えています。

市場関係者は「ワクチンの普及への期待がある一方で感染拡大への懸念もあり、その日その日の材料に反応する相場になるだろう」と話しています。