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ダウ59ドル高 ワクチン実用化期待で続伸

2020年12月3日 8:15

2日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は新型コロナウイルスワクチンの実用化への期待が根強いことなどから続伸して取引を終えています。

2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から59ドル87セント値を上げ、2万9883ドル79セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は5.74ポイント下げて1万2349.37で取引を終えています。

ダウ平均はこのところ最高値の水準で取引されているため、当面の利益を確定させる売りが出て、この日の朝方は220ドルあまり下げる場面もありました。ただ、イギリスの規制当局が世界で初めてアメリカの製薬大手ファイザーなどが開発する新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認するなど実用化への期待が根強いことで徐々に買われる展開となりました。また、新型ウイルスを巡る追加の経済対策の与野党の協議について前向きな情報が伝わったことで最終的に59ドル高で取引を終えています。

市場関係者は「感染がさらに拡大するとの懸念は依然としてあるものの、ワクチンや追加の経済対策への期待が上回っている状況だ」と話しています。