中米カリブ海一帯で、ハリケーン「ベリル」が猛威をふるっていて、これまでに少なくとも7人が死亡しました。

ことし初めて大西洋で発生したハリケーン「ベリル」は、今月1日に5段階のうち最も強い「カテゴリー5」に発達し、ロイター通信は、これまでにベネズエラなどで少なくとも7人が死亡したと伝えています。

「カテゴリー5」に発達した時期としては史上最も早く、地球温暖化による海水温の上昇が要因の一つだと指摘されています。

アメリカの国立ハリケーンセンターによりますと、「ベリル」はその後「カテゴリー4」へ勢力をやや弱めたものの、最大風速およそ61メートルの勢力を維持したまま3日、ジャマイカに接近しました。

今後は5日にメキシコのユカタン半島に上陸するとみられていて、現地当局が警戒をよびかけています。