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土日も休まず…ワクチン“集団接種”の現場

2020年12月19日 6:50

世界に先駆けてワクチンが実用化されたイギリスで、NNNは大勢の人への接種のカギとなるワクチンセンターの内部を取材しました。

取材したロンドンにあるワクチンセンターでは、1日に最大500人が接種を受けることが可能で、土日も休まず稼働を続けています。ファイザーなどが開発したワクチンの保管場所を見せてもらうと…。

医師「ここにある冷蔵庫にワクチンが保管されている。ワクチンを受け取ると時間を記録し、正確に3.5日以内に975回分のワクチンを使い切らないといけない」

超低温での管理が必要なこのワクチンですが、ワクチンセンターには冷蔵庫しかなく、3日半しか保管できません。さらに、常温の場所に出すと使用できる時間が限られるため、看護師が速やかに準備を整え、接種が行われます。一方、懸念されるアレルギー反応への対策については…。

医師「接種後に問題が起きないか、15分間様子を見る。大丈夫であれば、3週間後に2回目の接種の予約を取るようにしている」

イギリスでは最初の1週間で13万7000人以上が接種を受けました。来年には日本でも接種が始まる見通しですが、こうしたワクチンセンターの取り組みは、円滑に接種を進める上で参考になりそうです。