米長官「直ちに釈放を」武漢情報発信で懲役
中国の武漢から新型コロナウイルスに関する情報を発信した市民ジャーナリストが、懲役4年の判決を言い渡されたことを受け、アメリカのポンペオ国務長官は、「ただちに無条件の釈放を求める」などと非難する声明を出しました。
中国の裁判所は今月28日、都市封鎖されていた武漢に入り、情報をSNSなどで発信した市民ジャーナリストの張展さんに対し、公共秩序騒乱の罪で懲役4年の判決を言い渡しています。
これを受け、アメリカのポンペオ国務長官は、「偽りの有罪判決であり、強く非難する」「ただちに無条件で釈放するよう求める」などとする声明を出しました。
また、ポンペオ長官は、張展さんの裁判について、「中国共産党がいかに真実を語る中国市民を恐れているかを示している」と論評したうえで、「中国政府の透明性への恐怖と自由への弾圧は、強さではなく弱さの表れだ」「アメリカは中国市民が自由で平和的に自己表現する権利を常に支持する」としています。