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ローマ教皇 カナダで“先住民への虐待”謝罪へ

2022年7月25日 10:25

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が24日、カナダを訪問しました。教皇はカナダでかつて先住民の同化政策にカトリック教会が関与し、大規模な虐待が行われたとして、直接、関係者に謝罪する見通しです。

フランシスコ教皇は24日、カナダ西部エドモントンの空港に到着し、トルドー首相らの出迎えを受けました。

カナダでは19世紀から20世紀にかけ、同化政策として先住民の子どもたちが親から引き離され、カトリック教会が運営する寄宿学校に入れられました。そして、神父などに虐待をうけ、多くの子どもが命を落としたとされています。

フランシスコ教皇は訪問に先立ち、「カナダでは、多くのキリスト教徒が同化政策に関与し、過去にさまざまな形で先住民を深く傷つけた」と表明していて、先住民ら関係者に直接会い謝罪する見通しです。