スロビャンシクの市場が攻撃 英国防省「重要な争いの可能性非常に高い」
ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の制圧を目指し攻撃を続けています。5日、スロビャンシクにある市場が攻撃され、少なくとも2人が死亡しました。
東部ドネツク州のキリレンコ知事は、5日、スロビャンシクの市場が攻撃され、これまでに少なくとも2人が死亡したと明らかにしました。
キリレンコ知事は「州内に安全な場所は一か所もない」としたうえで、「ロシア軍は民間人が集まる場所を意図的に攻撃している。これはただのテロだ」と強く非難しました。
イギリス国防省は6日、「スロビャンシクの戦いが東部ドンバスをめぐる次の重要な争いになる可能性が非常に高い」と分析しています。
一方、ロシアが占領している南部ヘルソン州では、親ロシア派が「州政府」を設置し、5日に業務を始めるとしています。
ヘルソン州では先月、ロシアのパスポートが発行されるなど、ロシア側が支配の既成事実化を強めています。