サウジアラビアで5日、およそ40か国の安全保障担当の政府高官が集まり、ウクライナの平和の実現に向けて話し合う会議が始まりました。

この会議は今年6月のデンマークでの会議に引き続いて行われるもので、欧米や日本、インドのほか、今回が初めての参加となる中国を含む、およそ40か国の高官が出席しています。

今回の会議は、6日までの2日間の予定で、国際法や国連憲章にのっとった形での和平に向けて、話し合われる見通しです。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「『平和サミット』の開催に向けて、一歩一歩前進している」と述べ、ウクライナ側が提案している和平案を各国の首脳らが協議する「平和サミット」の開催に向けて期待を寄せました。

一方、会議に招待されていないロシア側は「会議の動向を注視する」としています。